美容総合商社の株式会社マックスです

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二十一世紀に向かって時流を掴め

1999年09月20日

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景気底入れ感が有り、少し明るくなりつつある日本経済と言うことですが、その一方では失業率の拡大、来春高卒者の就職率を見ますと約十万人が仕事に就けない厳しい雇用状況下であります。
マクロ的に見ますと景気対策等で少々回復の兆しが見えてきても、産業的分野ではまだまだ回復の兆しは見えないところも多いようです。
私共、理・美容業界は美と健康、リラグゼーションと言う「サービス」部門でも有り、なおかつ、スタイルを作り上げていく工房でも有るわけです。
「サービス」の質も時代と共に進化し「気配り」「心配り」「気づかい」と「明るさ」「笑顔」「思いやり」と言った相手の立場に立った視野でそのサービスの本質が決まり、顧客の受け止め方で左右する。
そんな時代ではないでしょうか。
また、物作り、製造業の立場から考えますと、世界的にエコロジー的発想、地球環境問題と言った自然の大切さを考慮した物作りでなければ二十一世紀に勝ち残れないと言われています。
美容産業もエコロジー的発想を取り入れ「物作り、工房」として、いかに新しい製品、すなわち「スタイル作り」を考え、自社製品としてPRし、市場に売り出すかという競争になってきていきます。
「工房」すなわち作者のポリシーとこだわり、特に配慮している点と言ったと所が顧客に見えるようになされていますかということがポイントです。
今、「勝ち組」「負け組」と二極化しつつある中「勝ち組」の要因としては仕事の取り組み方、バラエティーさ、先見性、時流に乗った展開等が明確になっているように思います。
また坪数も二十坪、三十坪、四十坪、五十坪~と言った大きさで各フロアー別のコンセプト化、サービス内容とマネージメント効果と言った事柄が判りやすくなっています。
その中で特に気づく点として「カット&パーマ」中心から「おしゃれ作り、スタイル作り」へと移行しています。

おしゃれ作り、
すなわち「形」

カット技術向上、顔形にあったヘアスタイル作り及び空気感と言った自然指向と自分化への指向。

そして「色」

ヘアカラーメニューの充実と技法の向上、服飾とのバランス、ネイルカラー、フィットカラーの組み合わせ。

「直線、曲線」

いわゆるストレート、ウェーブ、カールと言った組み合わせ。

「まとめる」

セットスタイルの多様化とアレンジ性。

日常の機能性欲求からおしゃれを楽しむ欲求に移行しつつあります。

業種から業態へと変化し、進化するサロン、人間の欲求はリアルタイムでどんどん進んでいきます。
日頃からの修練も待ったなしです。
新しい物を受け入れる姿勢と基本を一つでも多く身につける事が大切です。
基本を多く修得すればするほど工夫の数も多く生まれ、自分で考え、行動し、持っている物の良さが発揮され、感謝、感動が広がり、職業の充実感がはじめて体感できると思うのです。
先ずは一流の自分作り、一流のお店作りのために自らが意志決定をし「常に一歩前を」が出来ることから始めましょう。
そこで、
意志決定は、目的に合致しなければならない。

意志決定を行う者は、その意志決定の細部を明確にすることが肝要である。
「その意志決定の目的は何か」「達成すべき最低限の目的は何か」「満足させるべき要件は何か」を明らかにすると言うことである。
数学の世界に於いて、これは境界条件として知られている。
意志決定が成果を上げるためには、この境界条件を満足させなければならない。
すなわち意志決定は、目的に合致していなければならないと言うことである。
境界条件を簡潔、且つ明確にするほど意志決定は、成果を上げるものとなり、可能性が高まるからである。

また、
顧客と市場が戦略を教えてくれる。

この変化の激しい時代に三年先の戦略や計画など立てられるわけがない。
但し、自社ビジョンは役員、社員共に共有しておく必要がある。
この共有認識のもと、時代の変化を小刻みにモニターしながら、会社自体が柔軟に変化していく。
変化に対応して、戦略は決められる。
言い換えれば、顧客が、市場が戦略を決めると言うことだ。
「戦略なき戦略」とも言える。
これからの時代、戦略は行動しながら修正を加えつつ作っていくべきものである。
これを実践するためには、顧客と市場についてどこよりも早く深く把握していなければならない。
しっかりとしたビジョンを持ち、小さい単位で計画を立て、小刻みにモニターしながら柔軟に対応する。
このアプローチが肝要になる。

美容電気脱毛技能検定試験実施

三級講習会・筆記試験10月20日、11月17日に日本エステティック連合が自主検定

美容電気脱毛に係わるエステティック業界自主検定制度を検討してきた日本エステティック連合(連合議長 小守谷巽氏、副議長 奧野貴司氏)は、7月22日、東京・四谷のスクワール麹町で記者会見を行い、10月20日の東京、名古屋、大阪の三会場で三級の検定試験(講習会・筆記試験)を行うほか、11月17日には五会場で三級の検定試験、次年度から二級、一級の検定試験(二級、一級は実技試験を実施)も順次行っていくと発表した。
エステシャンの等級については実務経験と技術能力で三段階に設定。
三級については講習会受講を必修とし筆記試験のみ。
二級、一級については講習会は免除されるが筆記試験と実技試験を実施する(一級の実技試験については、二級資格保持者は免除される)各等級の試験合格者には同連合・美容電気脱毛技能検定委員会発行の合格証が交付される。
筆記試験の問題は同連合脱毛委員会作成のテキスト・問題集から出題される(一冊三千円)「日本エステティック連合 30(3234)8496」