美容総合商社の株式会社マックスです

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個性・オリジナルの必要性

2001年02月20日

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二十一世紀は「サービス産業」の時代とも言われています。
私共のとりまく経済環境も今年前半は特に厳しいようです。
大阪でも「某大型サロン」が一月二十九日付けで四億円の負債を持って、自己破産申請なされました。
こうした事態は収益性を過大評価し、売上も右肩上がりで、いく「だろう」経営をしていった結果ではないでしょうか。
それは設備投資及び借入金返済等が体力以上の無理な経営と申せましょう。
昔から商売は「読み」「書き」「そろばん」と言われて参りましたが、今流の言葉に置き換えて考えますと、三種の神器とでも言えるものでしょうか。
さて、この業界も厚生省発表の美容所施設数は平成十一年四月一日~平成十二年三月三十一日まででは、20万682軒と昨年度より697店、減少方向に向かっております。
また、理容所は昨年度より1465店の大幅減少となり、14万1300軒程となりました。
これは経営者の高齢化とそれに伴う世代交代がスムーズに行われていない事や、サロン間競争が熾烈になっている結果だと思います。
総務庁の調査では、実質美容室軒数は15万軒とも言われ、これからますます厳しさが増すと思われます。

“個性・オリジナルの必要性”

この厳しい中で生き残る為にも、「オリジナリティ」を大切にしたいと考えています。
同じメーカー商品で同じ様な提案をしていても、サロン間で料金格差が有る以上、接客の良い店、新しい店、設備面の整っている店、安い店等へお客様は流れていき、なかなか顧客へとつながりません。
私共では高齢化等、若者の人口減少を考え、ターゲットを若者向けばかりでなく、45才以上のお客様へのアプローチ、つまり「ヘアスタイル」及びメニューの提案の充実こそが、顧客獲得、パーマ客の増大、ヘアカラーバリエーションの充実に繋がると考えています。
また、ハリ、コシ、白髪と言った悩みに対するメニューこそ、もう一度充実させ、アピールする必要があるのではないでしょうか。
美容対象年令も15才から90才ぐらいまでと幅広くオシャレを楽しめる時代になって来ています。
それぞれの年代のニーズに合った展開こそが「オリジナリティ」をアピールでき、地域性に富んだ顧客作りへと繋がっていくように思います。
「オリジナリティ」を確立させましょう。

お知らせ

一、美容師実技験について。

今回よりカット科目が新設され、それに伴い認定モデルウィッグ及びレッスン用ウィッグ等の欠品が各社共発生し、ご注文に際しご迷惑をお掛け致しております。
ウィッグは、現在ほとんどが中国で生産されており、原毛不足、人件費の高騰等により、今後の値上がりが心配されます。
レッスンには欠かせないウィッグですので、あらかじめ在庫等を確保して頂ければ幸いかと考えます。
また、実技試験の課題として、ワイディング、フィンガーウエーブ、アミカラー等から全国統一にて試験の二ヶ月~三ヶ月前に国の方から通達されますので、前もって集中的にレッスンすることが出来ます。
よくご確認の上レッスンしてください。

二、ウシ由来原料配合に関する件について。

平成十二年十二月十二日付けで厚生省医薬安全局より指導及び化粧品配合禁止リストの通達が有りました。
今、ヨーロッパで狂牛病に関する事例により、今後について配合禁止と相成り、プラセンタ、脾臓及び眼球から抽出するムコ多糖類は原産国にかかわらず禁止となり、現在化粧品メーカー各社では、それに替わる原料の検討に入りました。
一般的にプラセンタ等について、人胎盤が使用されているように認識されているようですが、エイズ等の問題も有り、各社とも牛を原料としています。
また、一定期間の猶予を持って、頭髪化粧品及び化粧品全般について全内容成分を表示し、消費者の安全性等に答える様になります。
当社では取扱いメーカー各社が随時容器等の在庫消化後新容器に表示されますので、何卒、御理解の上、御配慮宜しくお願い致します。

三、シスチオってなに?

現在、日本の薬事法では、シスチオパーマというテカゴリーはありません。
シスかチオの2つに分けられています。
アリミノでは、「シスのような柔らかい風合いと、チオのような安心感のあるウエーブ力を兼ね備えた薬剤はないか?」という声を、サロン様から多数頂きました。
サロンの現場では、シスにチオをミックスしたり、色々な工夫をされていたようです。
現場でシスとチオをミックスすることは、薬事法で安全面の視点から禁止されていますし、危険を伴ったり、また、2剤の問題も有ります。
そこで、私たちは、シスとチオの良いところを兼ねそなえた、安心して使って頂ける薬剤をつくりました。
その風合いとウエーブ力は、ただ単にシスとチオの配合量のみではなく、小麦PPTやキトサンなどの添加剤の配合バランス、そしてアリミノ独自の『疎水性総合作用理論』に基づきデリケートに処方し完成した製品です。
現在の薬事法ではチオの分類に入っていますが限りなくシスに近い柔らかな風合いと弾力の有るウェーブ力の共存を実現しました。
そしてそんなシスとチオの魅力を融合したという意味で【シスチオ】と名付けました。