Blogページ - 美容総合商社-株式会社マックス-
『駕籠(かご)に乗る人、担(かつ)ぐ人』 ― お客様に愛されるサロンを目指して ―
「箱根山、駕籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋(わらじ)を作る人」という短歌が起源の諺です。 この短歌は古典落語の人情話「白子屋(しろこや)政談」に登場するものです。 大岡越前守忠相による俗に言う「大岡裁き」を題材にした落語だそうです。 「日本列島改造論」や「ロッキード事件」で有名な元総理大臣の故・田中角栄氏が好んでこの短歌を使って例え話をしていたそうです。 彼は当時の首相経験者の先輩政治家や、総理を争っていたライバル達がほとんど東大卒の超エリートだった中、中卒の草の根庶民派政治家として、人情と義理を売り物にしていました。 ですから、この短歌をつかって、かごに乗って目だっている人は、かつぎ手やか ・・・
『ころがる石には苔(こけ)が生えぬ』 ― こんな時代なればこそ我慢するのか、動くのか ―
「転石苔を生せず」、「転石苔むさず」とも使われます。 この諺は元々はイギリスの「A rolling stone gathers no moss.」(転がる石は苔をつけない)を和訳したものだそうです。 ①「職業を転々とするのは良くないことで、地位も得られず、お金も身につかない」というのが当初の意味だった英語の諺です。 現在では、他の意味で使われることが多くなりました。 ②「こまめに体を動かして良く働く人が、いつも健康で生き生きして病気にならない」という例えでも使われるようになりました。 さらに、新しい意味が増え、 ③「活発に活動を続けていれば、時代に取り残されることはない」というもうひとつの意味 ・・・
『一寸の虫にも五分の魂』 ― 中小零細企業の生きる道を考える ―
たとえどんな小さい弱い者にも、それ相当の立派な意地や考えがあります。 だから、どんな相手でも決してなめてかかってはならない、あなどるなということを意味する諺です。 一寸は約3cmで、そんな体長の虫にさえ、体の半分の大きさに該当する1.5cmの魂があるものだという意味から発生しました。 近い諺では、「なめくじにも角がある」、「やせ腕にも骨」などがあります。 痩せて非力な腕にも、堅い骨が通っているの意味から、たとえ微力な者でも、それなりの意地や誇りを持っているので、侮ってはならないことえを言った諺です。 英語では、「Even a worm will turn.」(みみずでさえ、向かってくる)と表現 ・・・
『水魚(すいぎょ)の交わり』 ― お客様に賢くなっていただく大切さ ―
中国の「三国志」から出た諺で、魚と水の関係の様に、極めて親密な交際のたとえで使われます。 蜀の国の皇帝劉備が、名将諸葛孔明と親しむのを見て、臣下の張飛や関羽がねたんだ時、劉備が「私に孔明が必要なのは、ちょうど魚が水を必要とするのと同じ様なものだ」と言ったという故事から生まれた諺です。 他にも中国の故事からは「管鮑(かんぽう)の交わり」という同じ意味の諺もあり、春秋時代、斉の国の「管仲」と「鮑叔」の親友美談からできたそうです。 また、史記からは「刎頸(ふんけい)の交わり」という諺がでており、相手のために頸(くび)を刎(は)ねられても悔いが無いほどの信頼関係を言うようです。 英語にしてしまうと、「 ・・・
『塵(ちり)も積もれば山となる』 ― 幸せを買っていただくという行為 ―
塵のように小さいものでも、たくさん積み重なれば山のように大きくなります。 だから、どんなに小さなものでも、少量でも決しておろそかにしてはいけないという意味で使われる諺です。 英語では「Great rivers are made of little trickles.」(大河は小流からできる)、「Many a little makes a mickles.」(少量のものが多く集まれば多量になる)、「Every little helps.」(どんなに少しのものでも役に立たないものはない)などと表現されるようです。 さて、サロンビジネスは技術の世界ですので、例えそれが小さいものであっても、基本やこだ ・・・