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『画竜点睛(がりょうてんせい)』 ― 今年の成長と飛躍を願って ―
新しい年を迎え、早20日が経過しようとしています。 光陰矢のごとしと申しますが、1年の内の18分の一の日数が既に終わったともいえます。 今年1年が皆様にとって、『有意義で充実した1年だった』と振り返って終えることができるように願っております。 昨年の兎年のスタート時に、『脱兎のごとく走る』、『跳躍の年』、『二兔を追わず一兎を』とウサギの諺を使って書きましたが、振り返ってみて皆さまは跳躍できましたでしょうか。 脱兎のごとく走れたでしょうか。 今年は辰年です。 昨年跳べた方も跳べなかった方も、跳躍どころか天にまで駆け昇る飛躍の年にしたいものです。 新年第1号は辰に因むお話からスタートします。 さて ・・・
『切磋琢磨』 ― 一年を振り返って思うこと ―
今年最後のコラムとなりました。 一年間、長い文面にお付き合いをいただきまして、ありがとうございました。 今号では、一年間一番申し上げたかった点をまとめてみたいと思います。 タイトルの諺ですが、中国最古の詩集「詩経」に載っている言葉だそうです。 「切」は、骨を切ったり尖らせたりすること。 「磋」は、象牙を削ったりみがいたりすること。 「琢」は、玉(美しい石)をノミで削ること。 「磨」は、石をみがくこと。 …いずれも硬い素材を加工する方法で、これを人間の修養にたとえた諺です。 意味は、①懸命に努力し勉励すること・研鑽を積むこと・修養、修練によって向上すること。 ②志をひとつにする仲間どうしが、互い ・・・
『船頭多くして船山に上る』 ― 目的と手段を認識する重要性 ―
前号同様、船の諺で考えます。 タイトルの諺は、指図する人が多すぎて統一がとれず、目指すところと全く違う方向に進んでしまったり、とんでもない方向に進んでしまったりするたとえで使われます。 船乗りを指揮する船頭が何人もいると、めいめいが勝手に命令をしたりするので、目的地どころか山にまで登ってしまうかもしれないとの戒めで使われます。 類似した諺では、「船頭多けりゃ岩に登る」「船頭多けりゃ沖に乗り出す」というものもあります。 英語では、「Too many cooks spoil the broth.」(コックが多すぎるとスープが出来損なう)と表現されるようです。 大きな組織のみならず、少人数の集団であ ・・・
『船は帆でもつ、帆は船でもつ』 ― 風向きや流れる方向を見極める大切さ ―
モーターやエンジンなどの動力が無い太古の時代には船は風任せでした。 飛行機や鉄道、自動車も無い時代に人間が創った文明の利器のシンボルだったことでしょう。 この諺は、帆があるから船は走れるし、帆は船というものがあるからこそ存在価値があるということから、つくられました。 『世の中はもちつもたれつ、互いに助け合ってこそうまく成り立っていくものだということ』の意味で使われます。 船をサロンや会社、帆をスタッフや社員に置き換えてみても諺が成り立ちます。 また、帆をお客様や仕入元などの取引先に置き換えても諺の意味が成立します。 飛行「船」がエア「シップ」、飛行機が登場しても空「港」(エア「ポート」)、搭乗 ・・・
『流水は腐らず』 ― じっと我慢するより大切なこと ―
中国の秦の時代に呂不韋(りょふい)という人が、高名な人達を招き、その話を本にしました。 その書が『呂氏春秋』(ろししゅんじゅう)で全26巻あります。 その書の中に出てくる『流水不腐』が諺になったものです。 常に流れている水は、よどんで腐ることがなく、それと同様に常に動いている『モノ』は、沈滞したり腐敗したりすることがないというたとえで使われます。 ここで『モノ』とカタカナで表現したのは、個人としての「者」ばかりでなく、組織的な「人の集団」や「物」としてもこの諺が成り立つからです。 近い意味の諺としては、『転石苔を生ぜず』があります。 ころがる石にはコケは生えないというものです。 英語では「A ・・・