インフォメーション - 美容総合商社-株式会社マックス-
『臨機応変(りんきおうへん)』 ― お客様をしっかり見つめる大切さ ―
臨機応変は中国の故事『南史』に登場したものが諺になったもので、類似したものでは『隋機応変』というものもあります。 日本語に訳して読む時は、『機に臨(のぞ)み変に応ず』と読むそうです。 時と場合によって柔軟にうまく適切な処置をすること、その場の成り行きに応じて適切な手段をとることの意味で使われます。 臨機はその場にのぞむことで、応変は変化に対応することです。 英語の表現では、『Circumstances alter cases.』(状況で事情も変わる)と表現されるそうです。 古い川柳では、『臨機応変~御医者也~和尚也』(医者を呼ぶかお坊さんを呼ぶか、その状況にあった方を呼びなさい)などと読まれて ・・・
『にわか仕込み』 ― 長いお付き合いについて考える ―
仕込むは色々な意味を持ちます。 ①主に酒・醤油・味噌・ワインなど 発酵させて長期間熟成させるものを、混ぜて醸造するための処置をすることがひとつの意味です。 ②刀をさやに収めるといった具合に、中に作り入れることも仕込むと表現します。 座頭市が使っていた仕込み杖は、刀を仕込んであるから仕込み杖っていうのですね。 ③さらに、商人が商品を仕入れたり、飲食店が材料を買い入れて営業の準備をしたりすることも、仕込むって表現をします。 ④そして、現在一番頻繁に使用されるものが、『芸を仕込む』といったように、教え込んで訓練する意味です。 この④は、①の熟成して育てること+②の作り込んで準備すること+③の先行投資 ・・・
『門前市(いち)をなす』 ― 人付き合いの原点と商売の原点を考える ―
門の前に、まるで市でも開いているかのように、次から次へと人や馬車などが集まり、にぎわう様子から出てきた諺です。 以上の様子から、この諺は、その家を訪ねてくる人がきわめて多いことのたとえで使われます。 また、商売繁盛してたくさんのお客様でにぎわっている様子を表現する諺です。 その人の魅力や名声を慕って多くの人が集まることも表します。 出典は、中国の古い書物の『漢書・鄭崇伝』とのことです。 英語の表現では、『Visitors call on him incessantly.』(彼の家にはひっきりなしにお客がやってくる)と、そのままズバリのちょっと面白くないいいかたをするようです。 類似の諺では、『 ・・・
『琴線(きんせん)に触れる』 ― 心を動かすことについて考える ―
心に伝わるものがあって、繊細かつ微妙な感動を覚えて、心の奥に共鳴・感動を引き起こすことをいった諺です。 琴線は触れれば鳴る琴の弦で、共鳴しやすいその琴線に触れる意味から、心の感じやすい部分のことを、振るえることで音を発する弦にたとえたものです。 英語では、『to touch one`s heart strings』(心の弦に触れる)と表現されるようです。 高度経済成長期は人の頭数による人手や、時間による仕事量、大量の投資の為の資金量等、そのものズバリの量で、業績の結果が出てくる傾向がありました。 今や時代は変わり低成長期が長く続き、物量、資金力、人の数、労働時間等の量で勝負が決する時代は終わり ・・・
『画竜点睛(がりょうてんせい)』 ― 今年の成長と飛躍を願って ―
新しい年を迎え、早20日が経過しようとしています。 光陰矢のごとしと申しますが、1年の内の18分の一の日数が既に終わったともいえます。 今年1年が皆様にとって、『有意義で充実した1年だった』と振り返って終えることができるように願っております。 昨年の兎年のスタート時に、『脱兎のごとく走る』、『跳躍の年』、『二兔を追わず一兎を』とウサギの諺を使って書きましたが、振り返ってみて皆さまは跳躍できましたでしょうか。 脱兎のごとく走れたでしょうか。 今年は辰年です。 昨年跳べた方も跳べなかった方も、跳躍どころか天にまで駆け昇る飛躍の年にしたいものです。 新年第1号は辰に因むお話からスタートします。 さて ・・・