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『成らぬ堪忍するが堪忍』 ― 歴史をつくっていくこととは ―
どうしても我慢できないことを我慢するのが、本当の意味での忍耐であることを示した諺です。 「堪忍」は、こらえる・我慢することの意味で使われています。 これに近い諺では、『韓信(かんしん)の股くぐり』という『史記』を起源とする諺があります。 「韓信」とは、漢の天下統一に功績のあった名将で、彼が若い頃に町のごろつきに喧嘩を売られたが、韓信は大志を抱く身であったからごろつきと争うことをぐっと堪えて避けたそうです。 その際、言われるままに、ごろつきの股の下をくぐらされるという屈辱をあえて受けたが、その後韓信は大成し、天下統一のために活躍したそうです。 将来に大望のある者や大志を抱く者は、目の前の小さな侮 ・・・
『鹿を逐(お)う者は山を見ず』 ― ドラッカーとコヴィーの共通点 ―
この諺は中国の古典・虚堂録からでたものだそうです。 山で鹿を追いかけるのに夢中になっている猟師には、山全体の様子が目に入らないものです。 そして、目の前の利益を得ようと夢中になっていると、目先のことしか分からなくなり、大きな利益につながる全体の様子を見失ってしまうというたとえで使われるようになりました。 さらに転じて、「あるひとつのことに夢中になっていると、他のことを顧みる余裕がなく、周囲の情勢や事の道理を理解することができない」と広い意味で使われるようになりました。 英語では、『Zeal is a bad servant』(熱中は悪い召し使いである)と使われるそうです。 余談ですが、召し使い ・・・
『温故知新』 ― 新しい時代の息吹を感じよう ―
温故知新は中国の古典・論語に載っていたものが諺として定着したものです。 「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」意味の諺です。 過去のことをよく研究して学び、そこから現代に通じる新しい知識や意義を改めて見つけ、得ていこうという諺です。 英語では、「He that would know what shall be must consider what has been.」(未来の事態を知りたいのなら過去のいきさつを考察するべきだ)と表現されるようです。 消費者の動向や指向、行動といったものは常に変化するものといわれます。 毎年少しずつの変化のように見えても、数年後に気がついてみると、結果的に ・・・
『人を見て法を説け』 ― リーダーシップについて考える―
「他人にものを説くときには、相手の性格などをよく見きわめて、相手に適した説明の方法をとれ」という意味の諺です。 この諺の「法」とは元々は仏法のことを指していたようです。 近い意味の諺では、「機に因(よ)りて法を説け」というものもあります。 こちらの諺は、聞き手に応じて適切な説法をせよという意味だったものが、臨機応変に対応せよという意味に拡大して使われる諺に変化したとのことです。 「機」とは機根(きこん)のことで、仏教の教えを聞いて修行する人達の能力や素質のことを言うそうです。 「人を見て…」は英語では、「cleave the log according to the grain」(木目に応じて ・・・
『得手(えて)に帆を揚げる』 ― お客様に愛される店の原点とは―
タイトルの諺は、「自分の得意な事や、自分の力を存分にふるえる機会が到来し、大いに勇み立つ事」をたとえて使われます。 「得手」とは「自分が得意とすること」で、好機に恵まれて得意なことを調子に乗り順調に進行している時を表す諺です。 同じ意味の諺としては、「得てに帆を掛ける」「得てに帆」「追風(おって)に帆を揚げる」「得手に帆柱」「真帆に追い風」「得手に棒」など沢山あります。 英語では、「Set your sail according to the wind」または、「Hoist your sail when the wind is fair」(順風の時に帆を揚げよ)と表現される様です。 四月はフレ ・・・