インフォメーション - 美容総合商社-株式会社マックス-
『君子は(くんし)は豹変(ひょうへん)す』 ― 店舗運営の見直しのポイント ―
昨年の金融不安に端を発した、百年に一度ともいわれる世界同時不況により、日本でも景気後退局面に入っているようです。 消費の傾向も大きく変化しているともいわれます。 サロンオーナーの皆様からも、「このままの営業形態を続けていて大丈夫なのか不安」、「何か手を打たなければ」と、ご相談を受けることが多くなっています。 しかし、「打つ手がわからない」、「何から手を付ければ良いのかが見えない」などの話も多いのが実情です。 そこで、今回は店舗営業の基本的な部分の確認をして、何をしなければならないかを判断し、改善のヒントになればと考えました。 ご来店頂く消費者に対して、過去に技術を磨き上げただけで経営が成り立っ ・・・
『辛抱する木に金がなる』 ― 経営感、職業感の再確認 ―
辛抱強くこつこつ励めば、いつかは成功できるようになるという意味の諺です。 「木」は「気」の意味をかけたもので、「金」という言葉を使っているものの、むしろ「何事も我慢強く、最後までやりぬくことが大切」という事の表現です。 英語では、「With patience and time,the mulberry‐leaf becomes a silk gown.」(忍耐と歳月で桑の葉が絹の衣となる)と言うそうです。 似た意味の諺では、「石の上にも三年」、「雨垂れ石をうがつ」など多数あります。 冷たい石でも、その上に三年間座り続ければ温かくなり、軒下から落ちるわずかな雨垂れでも、長い時間同じ所に落ち続けれ ・・・
“集中” サービス格差は、人材力の格差なり
今年も早や年の瀬を迎え、一年間の過ぎ去る早さは、近年まれに見るスピード感で体験したように思います。 戦後の日本で今年ほど私たちの日常生活に、平和と安全を意識した年はなかったのではないでしょうか。 アメリカテロ事件を通じ「平和と安全」を勝ち取ることは、多大なコストと犠牲の上に成り立っており、また我々の意識改革や共同歩調が多大なコストと犠牲を持たないと生まれない事も教わったと考えます。 また経済に於いても、企業の海外進出による国内の空洞化、雇用者の大量リストラ等、先行の不安感が増し、消費も冷え、特に九月、十月、十一月の3ヶ月間を見ても、厳しい状況下にあったと察します。 そこで人材面について統計的に ・・・
選択 『リーズナブル』のセレクトメニューとは?
前月号で述べさせていただきました中で今回は特に「メニュー化対策」について考えて見たいと思います。 現在、この不況下の時流の中で勝組サロンと成っているのはほんの一割程度でその他のサロンでは苦戦を強いられています。 これからの生き残りを賭けての戦いは、知恵の競争であり工夫の競争の様に察します。 美容業界は繁栄のプロセスとして、加算料金システム、総合料金システム、パーマ、カラー、カット、ストレートパーマといった単品メニュー、部分メニュー(部分カット、部分パーマ、部分カラー)と変遷して参った訳ですが、食生活メニューをみてもわかりますように、日本食、洋食、中華といった仕分けはなくなり、日本食と洋食、洋食 ・・・
選択・集中・スピードの時代へ
新聞誌上は一面で「アメリカテロ事件」「狂牛病」に関する記事を扱っています。 この記事は、二十一世紀の私共の生活に身近な問題として提議されているように思います。 湾岸戦争後バブルが崩壊し、不況下の中でこの様な事態になり、「構造改革」「景気回復の遅れ」などがあり、あらゆる産業に影響を及ぼしています。 私共の業界に於いても大なり小なり影響があり、消費の減少につながりつつあるのが現状です。 サロン様におかれましては、売上伸張するためには新規客獲得と固定化率の向上に努めることしかありません。 人口が急に増える訳ではなく、お客様の取り合い、競争がますます激しくなっていきます。 では、「待つ」から「仕掛ける ・・・